違いは「その後」!
マリィ
ジャッジマンF


この2枚、どちらも山札に手札を戻して引く効果ですが、
実は

・相手の手札が0枚

・自分の手札は「マリィ」または「ジャッジマン」のみ


この2つの条件が揃ったとき、

「ジャッジマン」なら使えますが、「マリィ」は使えません。


いったいなぜなのでしょうか?

ポイントは「その後」です。

理由を解説していきます!






状況の変化が必要

まずはじめに、

ポケモンカードのルールでは、
効果を使っても状況が変わらないことが分かっている場合、
そのカードを使うことができません。

例)トラッシュに基本エネルギーがないなら
「エネルギー回収」を使えません。

エネルギー回収



というルールがあります。


また、カードの効果に「~する。その後、~する」
という記載がある場合、「その後」の前の処理ができない場合、
「その後」の後に移れません。


例)トラッシュに水エネルギーがない、
または自分の場にポケモンVがいない場合、
エネルギーをつけられないため、
「メロン」を使えません(「3枚引く」に移れない)

eta68


上記2点を踏まえ、

「マリィ」と「ジャッジマン」の話に戻すと、


相手の手札が0枚で、自分の手札が「ジャッジマン」だけの場合を考えてみましょう。


ジャッジマンの場合


「ジャッジマン」の効果は

・おたがいのプレイヤーは、それぞれ手札をすべて山札にもどして切る

・その後、それぞれ山札を4枚引く

となっています。

「山札にもどして切る」は、手札が0枚でも山札が1枚以上あれば実行できます。

やまふだをきる

↑公式用ルールガイドから抜粋


「ジャッジマン」を使った直後、お互いの手札はなくなりますが、

上記ルールの通り、手札が0枚でも
自分か相手の山札が1枚以上あれば
「山札にもどして切る」

という効果を実行できるため、効果を使うことができます。



マリィの場合


では「マリィ」の場合はどうでしょうか。

相手の手札が0枚で、自分の手札が「マリィ」だけの場合を考えてみましょう。

「マリィ」の効果は

・お互いのプレイヤーは、それぞれ自分の手札をすべてウラにして切り、山札の下にもどす。

・その後、自分は5枚、相手は4枚、山札を4枚引く

となっています。


「ジャッジマン」と大きく異なるのは、

「自分の手札をすべてウラにして切り」

という部分です。


「〇〇をすべてウラにして切る」という効果は、

下記のようなルールがあります。

marili

↑上級プレイヤー用ルールガイドから抜粋


つまり「マリィ」の場合、

3つ目の「○○にあたるカードが1枚もない場合、

カードを切ることはできません。」

この部分が引っかかるわけです。


どちらかの山札が1枚以上あっても、

お互いに手札が0枚なら切ることができないので、

「マリィ」は使えないというわけです。



ちなみに、自分か相手どちらかの手札があれば、

もう片方のプレイヤーの手札が0枚でも

「マリィ」を使うことができます。


カードの効果は、下記の通り部分的に従うことができるため、

片方のプレイヤーが実行できれば「マリィ」は使えます。

その場合、手札が0枚のプレイヤーも、

「マリィ」の効果で山札を引くことができます。




ポケカ履歴書の作り方:ポケカ履歴書メーカー : ポケカ研究所ブログ (pokeca-lab.net)


カードの反りを直す!防湿グッズ : ポケカ研究所ブログ (pokeca-lab.net)

公式スリーブ以外の選び方、おすすめ無地スリーブ : ポケカ研究所ブログ (pokeca-lab.net)

ポケカをファイリング!オススメ保管ファイル : ポケカ研究所ブログ (pokeca-lab.net)