次のうち、
特性「まてんろう」

このポケモンは、特殊エネルギーがついている
相手のポケモンから、ワザのダメージを受けない。)

がはたらくジュラルドンVMAXに、
ダメージを与えられる状況はいくつあるでしょうか??


①特殊エネルギーがついている
ミュウVMAXの「ダイミラクル」を使う

Q1


②ヒスイダイケンキVの「シャドースラッシュ」を使い、
「ハイド悪エネルギー」をトラッシュする。

Q4



③スターミーの「れんだんスター」を使い、
付いている特殊エネルギーを全てトラッシュする。


Q3




④ゴルーグVの「リワインドビーム」で、
ジュラルドンVMAXをジュラルドンVに退化させる


Q2




では、
①特殊エネルギーがついている
ミュウVMAXの「ダイミラクル」を使う

から見ていきましょう。


ダイミラクルは

このワザのダメージは、
相手のバトルポケモンにかかっている効果を計算しない。」

という効果です。

特性「まてんろう」は「かかっている効果」に含まれるので、
ダメージを与えることができます。
Q5



次に、

②ヒスイダイケンキVの「シャドースラッシュ」を使い、
「ハイド悪エネルギー」をトラッシュする。

ですが、ワザの処理は
A.ダメージを与える前にはたらく効果の処理
B.ワザのダメージ計算
C.ダメージ以外にはたらく効果の処理
D.相手がダメージを受けたとき、はたらく効果の処理
の順となっています。

「シャドースラッシュ」の効果は

「このポケモンについているエネルギーを1個選び、トラッシュする。」

となっており、これはC「ダメージ以外にはたらく効果」に該当します。
よって、ハイド悪エネルギーをトラッシュする前にダメージ計算を行うため、
特性「まてんろう」の効果でジュラルドンVMAXはダメージを受けません。

Q6




A「ダメージを与える前にはたらく効果」というのが、

スターミーの「れんだんスター」の
「このポケモンについている
水エネルギーを好きなだけトラッシュし、
その枚数ぶん、相手のポケモンを選ぶ(1匹を2回以上選べる)」

に該当します。


「れんだんスター」の全文は

「このポケモンについている
水エネルギーを好きなだけトラッシュし、
その枚数ぶん、相手のポケモンを選ぶ(1匹を2回以上選べる)。
その後、選んだポケモン全員に、
弱点・抵抗力を計算せず、選んだ回数×30ダメージ。」

です。

「その後」というところが要点で、
まず
・エネルギーをトラッシュし、ダメージを与えたいポケモンを選ぶ
(ここで一旦処理が終わる)
次に、「その後~」に続く効果の処理を行い、
ダメージ計算を行います。


先ほどの

A.ダメージを与える前にはたらく効果の処理
B.ワザのダメージ計算
C.ダメージ以外にはたらく効果の処理
D.相手がダメージを受けたとき、はたらく効果の処理

に当てはめると、
「れんだんスター」は

A.ダメージを与える前にはたらく効果の処理
「このポケモンについている
水エネルギーを好きなだけトラッシュし、
その枚数ぶん、相手のポケモンを選ぶ(1匹を2回以上選べる)。

B.スターミーの特殊エネルギーがついていない状態で、
ダメージ計算を行う(特性「まてんろう」の影響をうけない)

という処理順になり、ダメージを与えることができます。
Q7



この処理順に則ると、

④ゴルーグVの「リワインドビーム」で、
ジュラルドンVMAXをジュラルドンVに退化させる

は③と同様にダメージを与えられません。

「リワインドビーム」の効果である

相手の進化しているバトルポケモンから、
「進化カード」を1枚はがして退化させる。
はがしたカードは、相手の手札にもどす。


という効果はダメージ計算後に実行するため、
特性「まてんろう」の効果でダメージが与えられないことが決まった後、
ジュラルドンVに退化するという順番になります。
ゴルーグ(リワインドビーム)



ダメージ計算よりも先に効果の処理を行うかどうか、
見分け方としては先ほどのスターミーの「れんだんスター」のように、
その後~と付いている後にダメージ計算を行うワザ、

または「ダメージを与える前に」という記載があるワザです。
(リザードンVの「やきつくす」などが該当)

リザードンV






ルールクイズ①このワザとして使う : ポケカ研究所ブログ (pokeca-lab.net)




ジュラルドンVMAXが
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