公式Q&A検索で「モミ」を調べると、このような回答があります。

要は相手の場に「いやしジャマー」をもつ「ミミッキュ」がいるときに

「モミ」を使っても、自分のベンチの進化ポケモンは回復できない、

ということです。


しかし、ポケカにはルール上、

「状況の変化が何も起きないことがわかっている場合、サポートは使えない」

という内容があります。


これは、例えば自分の山札が0枚の場合、

「ジュン」を使うことができない、等です。


では、相手の場に「いやしジャマー」の「ミミッキュ」がいるなら、

「モミ」を使っても状況の変化が何も起きないと分かっているから、

そもそも使えないのでは??

と疑問に思う人もいるはずです。




では、なぜ「ミミッキュ」がいるのに「モミ」を使えるのでしょうか。

ここで、サポートを使う手順を見ていきましょう。


上級プレイヤー用ルールガイドから抜粋した内容は、以下の通りです。

ここの「3.まで行った結果」という部分が要点になります。

つまり、

・使いたいサポートの説明文に使うための条件に従えなければ、サポートは使えない

・サポートの説明文に全て従う。

ここまで行おうとした場合、状況の変化が起きなければ使えないというわけです。



例えば自分の山札が0枚の場合、「博士の研究」を使うことはできません。

「自分の手札をトラッシュできるから、状況の変化は起きているのでは?」

と思うかもしれませんが、あくまでカードを使うための条件であり、状況の変化とは扱いません。


しかし、ここでもう一つのルールを説明します。

↓上級プレイヤー用ルールガイドから抜粋

「プリンセスカーテン」の「ディアンシー」を例に挙げると、

自分のバトル場に「ディアンシー」がいるときに

相手が「ボスの指令」を使い、唯一の自分のベンチポケモンの「ネオラントV」を選んだとします。

このとき、「プリンセスカーテン」の効果で、

「ネオラントV」は相手のサポートの効果を受けません。


これは場を見れば明らかなことではあり、

使っても状況の変化は起こりませんが、

ルール上、例外的に使えてしまいます。

(ルールガイドに記載の通り、「ボスの指令」をトラッシュするだけ)



内容は「いやしジャマー」と違いますが、
「いやしジャマー」は

「相手のベンチポケモンは回復する効果を受けない」
と同じようなものと考えれば納得しやすいかと思います

よって、「モミ」は使えますが、回復できずトラッシュするだけになります。


ここで問題なのは、「使えない」のではなく、

「使えてしまう」ということです。


大会などの大事な場面では「やっぱり使うの止めます」というのは

基本的にできないので、1ターンに一度の貴重なサポート使用権を失います。



間違えやすいけど、必ず覚えておきたいルールです!


「モミ」が収録されているのはこちら↓↓